東京の真ん中は
日本橋・道路元標だ!
東京の「中心」は法律で決まっていない。
でも、日本中の道路の起点(0km地点)として認められているのが、日本橋の真ん中に埋め込まれた小さな金属板「日本国道路元標」。
調べ方
「東京の真ん中」は、選び方によって場所が変わる。それぞれの根拠でいくつか候補がある。
- 道路の起点:日本橋(中央区)—— 国道1号〜20号などの起点
- 政治の中心:永田町(千代田区)—— 国会議事堂・首相官邸
- 皇室の中心:皇居(千代田区千代田1番地)
- 23区の地理的中心:杉並区あたり(緯度経度の中点)
- 東京都の地理的中心:あきる野市あたり(島嶼を除いた重心)
- 交通の中心:東京駅(千代田区)—— 新幹線網の起点
このうち、もっとも「公式」に近いのが 日本橋の道路元標。 1604年(慶長9年)に徳川家康が五街道(東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道)の起点と定めて以来、400年以上ずっと「ここが日本の道路の始まり」とされている。
根拠
日本橋の真ん中の路面に、50cm四方の金属プレート「日本国道路元標」が埋め込まれている。 これは1972年(昭和47年)に作られたもので、国道1号、4号、6号、14号、15号、17号、20号 の7本の起点になっている。
つまり「東京から○○まで何キロ」という距離は、すべてこのプレートからの距離で測っている。 東京〜大阪は 約500km、東京〜青森は 約700km。 この「東京」とは、日本橋の道路元標のこと だ。
データ
- 所在地
- 東京都中央区 日本橋
- 緯度
- 北緯 35°41′02″
- 経度
- 東経 139°46′27″
- 起点となる国道
- 1号・4号・6号・14号・15号・17号・20号
- 歴史
- 1604年(慶長9年)五街道起点として制定
- 現在のプレート
- 1972年設置
もう少しふかぼり
23区の地理的な真ん中(中央値)を緯度経度で出すと、おおよそ 新宿区西部〜杉並区あたり。 皇居でも東京駅でも日本橋でもない場所が、地図上の「ど真ん中」になる。
「東京の真ん中」が決まらないのは、東京の歴史が複雑だからかもしれない。 徳川幕府は 江戸城(いまの皇居)を中心に町を作り、五街道は 日本橋 から伸ばした。 明治政府は 皇居 を中心にしつつ、新しい 東京駅 を皇居の正面に作った。 どれも「中心」のつもりだったから、いまの東京には中心が複数ある。
SOURCES / 出典
- 国土交通省「道路元標」https://www.mlit.go.jp/road/
- 中央区観光協会「日本橋・日本国道路元標」https://www.chuoku-kankou.or.jp/
- 東京都「東京の中心」https://www.metro.tokyo.lg.jp/
最終更新:2026.04.28